考察・意見

ワカッテカラ、ワカルコト

2012年9月20日

もうかなり前、とあるミュージシャンの日記。

彼は、リズムの勉強をしなおしているそうです。
(難しいリズムの刻み方とかを習いに行っている)

音楽は特に、感覚的なものだからでしょうが、
「先生の言っていることがわからない」ことがよくある。

でも、とにかく先生の言うとおりに練習する。
練習を繰り返して、技術を会得できたときに初めて、
「ああ、先生はこういうことを言っていたのか」ってわかるそうです。

彼曰く、「わかってからでないと、わからないことがある」。

ん〜、深いぞこれ。

意味や目的が分からないけど、とにかく従わなければならない時って
サラリーマンにはよくありますよね。
そういう時、素直に従えるかどうか。従うべきかどうか。

またまた彼曰く、

先生の言っていることは分からなくても、
どんな若造でも、
『この人は自分にないものを持っている』と
感じることはできるはず

それを感じるかどうかが、素直に従うかどうかの基準になりそうですね。
そのためには、なるべく心をオープンにして先入観を持たないようにしなければ。
難しいけどね。

逆に言えば、自分が教える立場のとき、それを感じてもらえるかどうか。
それはコントロールできないだろうな。
たぶん人格が成熟すると自然と身につくのだろう。

photo credit: notsogoodphotography via photo pin cc

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