ゴールデンウイークの電子書籍セールで、
これを見つけたのでオススメする。
※セールで見かけたんだけど、別にいつもと同じ価格みたいだ。
でもまあ紙の本と思えば格段に安いし内容からしたら十分なコストパフォーマンスです。

- 作者: 飲茶
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2011/04/28
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
量子力学というものを、単に興味だけでちょっとかじってみたい人におすすめ。
高校物理程度の知識はあるほうが楽しめるけど、
勉強というより、雑学ノリ。
それもクイズを記憶するような雑学ではなく、
暇な人が、
こういうことが不思議だな〜と思って調べたら、
こんな事が分かっちゃってさあ、
どうしてもいまの科学じゃ説明がつかないっつって騒いでたら
こんなこじ付けを思いつく奴が出てきてだな、
だけど他に説明がつかないからそのこじ付けみたいな理論が主流になって…
みたいな山あり谷ありのストーリーにまとまってるので、
面白く頭に入って来るし、
新しい理論が登場する背景なんかも自然と理解できる。
読んだあとまで覚えてられるほど簡単な話じゃないけど、
「量子力学なんて自分には分からないもの」
という思い込みは溶ける。
世の中にはまだまだ面白いことがあるんだなあ、ってわかる。
何かの役に立つわけじゃないけど、
単純に読み物として楽しもう。
現代科学を突き詰めていくと
結局、何が本当かなんて分かりっこない、
(観測できない)という
哲学的なところへたどり着くというのは
面白いね。