永遠に生きるかのように学べ

読書、読書、キャンプ。

使って初めてわかる。KindlePaperWhiteには紙の本を超えるユーザー体験があった!

 

KindlePaperWhiteをとうとう買いました。
本を読むためなので、目に優しいPaperWhiteの一択でした。

Kindle Paperwhite (第6世代) ―Wi-Fi

Kindle Paperwhite (第6世代) ―Wi-Fi

使ってみたら、結構ハマった。
もうできる限り紙の本より電子書籍にしようと思うくらい。
本を読むためのデバイスに過ぎないのに、
まさかそのデバイスを使うことにハマるとは。
自分で信じられないです。

新しいガジェットを試すこと自体を趣味とするようなタイプではないので。


自分でも不思議だったので
ちょっと気になって振り返ってみた。
なんでこんなにハマってるのか。

そしたらなんと、「紙の本を読むより読書が快適だから」だった。
具体的にはこんな感じ。

●片手で簡単に持てる
本を開いて片手で持つのって、ちょっと指の使い方に工夫がいるじゃないですか。
あの工夫が必要ない。
つまり、ストレスが少ない。

●片手で持ったままページめくりできる
スマホを片手で持ってスクロールできるのと同じことですね。
紙の本では流石にここまで片手ではできません。

●ページが戻っちゃったりしない
紙の本では、持ち方ちょっとずれると本が閉じちゃったりしますよね。
あー、しおりはさんでないのに!って。
あれがない。これけっこうデカイ。

●マークつけるのにペンとか持たなくて良い
僕はペンを持って、線引いたり書き込みしたりしながら読む派なんですよ。
そのために常にペンを持ちながら読むんですが、Kindleだと
ペンも持たなくて良い。指で引けばいいですから。
それに電車で読む時とか、カバンからペン引っ張り出すの結構面倒なんですよね。

●ページめくりが速い
紙の本をめくるより、手のアクションが小幅で済むので
当然、めくるのも速いです。
途切れなく次のページが読める。

こんな些細なことで、紙の本よりも読書が格段に快適になるんです。
だから、ハマる。
しかもページの見た目は紙の本とほぼ同じ。目に優しく読みやすい。
つまり、本を読むための媒体として、紙を超えてしまったんですよ、PaperWhiteは。
ということは、これは紙が発明された時と同等のインパクトだと考えていいわけです。

こりゃすごいわ。


暗いところでも読めるとか、何千冊も持ち運べるとか、
単語をすぐ辞書で調べられるとか、線引いたところを共有できるとか
そんなメリット、なんとも思ってなかった。
事実、そんなメリットはずっと前から宣伝されてたけど、
別に買う気にはならなかった。

本を沢山読む人間にとっては、そんな新機能よりも
些細な使い勝手の方が圧倒的に大きかった。
まさに読書について新しいユーザー体験を提示したわけです。

これは結構、驚きですね。
多彩な機能より些細な使い勝手の方がインパクトが大きい、というのは。

何はともあれ
本を沢山読む方、KindlePaperWhite、お勧めですよ。
電車の中で読む人は特に。

もちろん、辞書やソフトキーボードの反応が遅いとか、良くない点もありますが
それはAmazonレビューなんかで書かれているのでそちらをご参考に。
僕としては、デメリットより使い勝手の良さが圧倒的に優ってます。


あとは蛇足ですが。
こういったことを考えてくると、KindleFireとか意味が分からない訳です。
「本読みにとって大切な些細なメリット」がPaperWhiteより少なく、
何より目に優しくないから沢山読めない。
一番大事なことが…何やってんだAmazon

ま、Fireは、Amazonが出してるタブレット、という以上の意味は無いんだろうなあ。
というか、本をあまり読まない人向け、パイを増やすためなんでしょうね。
PaperWhiteとは全く別戦略の商品ということでしょう。