最近の安保改正に関する議論や動向については、しっかり理解できてないので
自分の意見を表明するのは控えているし、
表明するほど固まってもいない。
ただ、反安倍政権を唱える人たちのなかで目立つ人たちって
あんまり筋の通った話をしていないように見えて、
(I am not ABEとか…)
そういう人たちの言うことはあまり信用できないな、という理由から、
「改正もまあ少しくらいは仕方ないのかなぁ」と思っていた。
そんな中、たまたま昔の書評メモを掘り出して
ちょっとハッとしたので、ここに貼っておく。
自分が以前こんな事を考えていたんだな、という意味で。
メモここからーーーーーーーー

- 作者: 太田光,中沢新一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/08/12
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憲法九条は矛盾をはらんでいる。
だからこそ、改憲するのではなく、皆がいろいろ考えて議論するのが良い。
実情に合わせて変えちゃったりしては意味がない。
という考え方は面白い。
確かに、自衛隊だのアメリカの支援だの、違憲かどうかで皆がいつまでも
平和を意識する装置として
九条は機能している。
改憲しちゃって何の問題もなくなったら、
海外での武力行使とかが普通になって、ちょっとずつ、
おかしい方にずれて行くんだろう。
そして気がついたらいつか、戦争も受け入れるようなことになってしまう。
ゆでガエルみたいなもんですな。
あと、国として戦わないということと
個人として、やられたらやり返す、という態度は
矛盾しているわけではない、という論理も面白い。
ーーーーーーーーーメモここまで
どういう意見を持つにしても、目立つ人の意見に囚われるのではなく、
事実をしっかり見極めて
自分のスタンスを決めたいものだ。大事な事だから。