永遠に生きるかのように学べ

ほぼ読書、ちょっと音楽、このごろキャンプ。

言われた通りのことをやってるのに、なんで「違う」と言われるのか

 

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ちょっと待て。それが本当に解くべき問題か?

 

仕事で問題が発生した時、一瞬そう考えてみるだけで、生産性は格段に上がる。かもしれない。ただそれは、「立ち止まって考えてみる」という考え方を持っていないと、なかなかできることではない。この本を読めば、その「立ち止まって考えてみる」力が手に入るだろう。

 

 

お客様でも上司でも、「これに困ってるんだよね」と言われて、それが本当に解くべき問題であることは、滅多にない。言われた通りの問題に対する解決策を考えて提示したのに、「なんか違う」と却下されること、めちゃ多い。

なんでだ。

それはね、問題を話してくれる人にも、真の問題はわかってないから、だよ。話してもらえるのは表面的な問題だけ。

 

『老後、年金だけではやっていけません。2000万円の蓄えが必要です。』
大騒ぎになり、報告書は受け取らないとかひっこめるとか、ズレた対応ばっかり。
これは誰にでもわかる。ひっこめたって仕方ない。明らかに、おかしい問題解決。

ところが。政府だけじゃなかった。年金デモした人も同じ。デモすりゃお金が増えるのか?これも明らかにおかしな問題解決。なのにこちらは結構な人数が、問題解決の手段として有効だと思ったんだろう。デモになるくらいだから。
政策決定などのイシューなら、デモは有効だろう。でもお金足りないって話なのに・・・。むしろ、「お金足りなくなりますよ。まだ時間あるから各自で対策してね」という発表(警告)そのものが、今のところ最も有効な問題解決法なのに、それがまあ伝わらない、伝わらない。なんて絶望的なレベル。誰かのせいにしたらお金が増えるなんて、ありえないでしょうに。「ビスケットをふたつにするためにポケットをたたいた」というほうが、まだしも、まだしも対策として筋が通っている。

 

そう。年金の例を出すまでもなく、実はまともな問題解決って、結構少ない。というか、間違った問題解決が世の中にはめちゃくちゃ多い。なぜかと言えば、目の前にある分かりやすい問題にすぐ飛びついてしまうから。

その前に、考えてみる。

  • それは、誰にとっての問題なのか
  • 本当に、それが解くべき問題なのか
  • 問題を解いた結果、どうなると良いのか

 こういうことを考えてみるだけで、かなり変わる。その考える習慣をくれる本。
まったく、どんな奴が訳したんだ?と何度も思ってしまうくらい、めちゃくちゃ読みにくい本だけれど、問題解決においてはとてもためになる。おすすめです。

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