考察・意見 音楽

トヨロックのいい雰囲気はどこから来るのか〜ツイッターノミクスと併せて考える〜

前回の記事
ロックフェスが無料だと雰囲気が良くなる - せいじ100のリスト
があまりに
「限定的な体験を一般化」しすぎていたので
ちょっと反省。
無料だから良いフェスになるっていうのは乱暴だな、
なんて今日になって思った。

無料という要素が大きく影響しているという考えは変わらないけど、
やっぱりトヨロックの雰囲気がいいのは
スタッフの運営による部分が大きい気がする。

そう思って公式Webサイトを見直してみると、
Let's get connected
と書いてあった。
(今日にはもう、花火の写真になってて、そのメッセージが小さすぎて見えないけど)

そうか、元からそういう理念なんだな。なるほど。
人が集まってつながりを楽しむ、そういう場を提供することが目的なんだ。
しかし、どこをどう気をつけたら、あんないい雰囲気のフェスになるんだろうか。

聞いてみたいものだ。

そんなことを考えていたら、最近読んでいる本とつながった。

文藝春秋
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  • 簡単に言えば、
    SNS全盛のこれから、ネットで影響力を持ってものごとをすすめるには
    信頼の貯金(Whuffie)を貯めていくこと、

    というようなことが書いてある
    オバマの選挙運動から学ぶ7つの教訓」。

    1.自己組織的な運動を設計する
    2.一貫性を持って、しかし臨機応変に行動する
    3.計画は控えめにする
    4.目標は高く設定する
    5.人の輪を拡げる
    6.親密度を高める
    7.真の革命を起こせるのは理想である

    これが、
    高い理想を掲げながらも
    ゆるく、しかし皆が自然と集まる場を用意し、
    楽しむトヨロックにぴったり来るのだ。
    すごく納得しました。
    スタッフを尊敬するわ。

    あと、この本には、SNSの中で信頼を獲得する
    いろいろな秘訣がかいてあるわけなんだけど、
    一番グッと来たのは、
    「社会貢献そのものを事業目的とする」ってこと。

    これもやっぱトヨロックともリンクするし
    なんか自分もそういうことしたくなってくる。

    人々のライフスタイルを替えるような革新的なサービスを
    ってのは僕が就職した原点なわけだけど、
    その原点に「社会貢献を目的にする」っていう軸を
    新たに加えておきたいと思う。

    良い本と、良いフェスに出会ったもんだ。

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