マネジメント 書評

あたりまえ。でも出来てないのか?マインドフルリーダーシップ書評

この本、読みました。

 

マインドフル・リーダーシップ

マインドフル・リーダーシップ "今"に集中するほど、成果が最大化される

 

 どういう本か

 世の中には様々なリーダーがいて、様々なリーダーシップがある。リーダーシップ本や理論もいろいろあって分かんなくなってる人も居ると思う。でもね、優れたリーダーに共通する点がひとつあるのです。

 

それは、マインドフルであること。

 

だそうです。

なんかちょっと…「優れたリーダーには共通して優れた人格が備わっています」て言われてるだけな気はしますが…。気を取り直して読み進めると「マインドフルであるにはどういうことに気をつければよいか」といったことが述べられています。

 

 

何を得たか

 正直に言って、大きく目から鱗なところはなし。「明日からさっそく行動を変えてみよう」と思うところもない。役に立たない本かと言うとそうじゃなくて、僕は普段結構、マインドフルな対応や行動を意識してやれていたんだ、ということ。

 

そりゃそうだ。

「とにかく無理やり命令に従わせる」パワハラ上司でもない限り、みんな多少なりとも意識してるはず。

「どうやったら自分のチームメンバーに、気持ちよく動いてもらえるか、やりがいを感じながら仕事してもらえるか」なんて、僕はいつも考えてる。そしてそのためには、「この人はどんなことに自負を持ち、何を重視し、いつやりがいを感じるか」っていつも見てなきゃならない。

 

ですよね?

 

でもきっと、「やってるつもり」と「本当にやれてる」の間には結構ギャップがあるのだろう。そこの自己認識は永遠のテーマなんだろうな。それこそが最も知りたいポイントだけど。

 

覚えておきたいこと

 とはいえ、得るものなしでは悲しいので、本書の内容で覚えておきたいことをメモ。

●失敗したときはWhyを尋ね、成功したときはHowを尋ねる

●集団維持と成果追及は両立できる(トレードオン)

●チームの成熟度合によって、発揮すべきリーダーシップの型が異なる

 フェーズ1.形成
   チームを作り上げる。

 フェーズ2.嵐
   過渡期。メンバー間の価値観の違いなどで衝突。

 フェーズ3.規範
   信頼・協力関係は出来上がっているが、進む方向性合わせを要する。

 フェーズ4.成果
   進むべき方向へ皆で進み、成果を出す。

 

最終的に「成果」フェーズまで到達できるチームは、なんと14%しかない。

それぞれのフェーズに適した型のリーダーシップを発揮することが必要。

だそうです。

 

チームの成熟段階という視点はなかったなあ。

覚えておこう。

 

あなたのチームは、今どこですか?

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