マネジメント 書評 考察・意見

今年のテーマは「イシューからはじめよ」に決定。

みなさま今年もよろしくお願いいたします。

 

12月はひとつもブログ更新せず、この本をひたすら繰り返し読んでた。

恥ずかしながら、買ってから今までずっと積ん読状態だったのだ。

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

 

 これは、本当に素晴らしい本。

 

いま、取り組もうとしている仕事、課題は、本当にコアな問題なのか。

その問いをとことん突き詰めることで、生産性は劇的に上がる、という話。

 

裏を返せば、ほとんどの人はムダがすごく多い、ということ。

ただムダをなくす方法を知らない。

それがムダだと知覚する術も持っていない。

そういう教育がなされてこなかったから、ほとんどの人がそうなのだ。

 

 この本は、ムダを削ぎ落とし、問題の本質に迫る方法を教えてくれる。

本当にもう、この本を読んだらあとは実践できる、というレベルまで。

 

今までの資料作りが、ガラリと変わるだろう。

本当にもう、この本を読んでから、笑っちゃうくらい資料作りが楽しいのだ。

 

なぜか。

今までの資料作りは、他人に説明するためだった。

いや、これからもそうなんだけど、

この本のやり方に沿って資料を作ると、作っていく過程で、

自分の考えがシャープになっていくのをビンビン感じるのだ。

自分の考えたことが、目の前で、「成果の出せるアイデア」になっていく。

これが楽しくてたまらない。

 

たかが資料と侮るなかれ。

資料作りは、何かを始める時、誰かに動いてもらうときの第一歩。

つまり、これから始めることの成否を左右するものでもある。

これから始めることが、成果を出せるかどうか、この資料にかかっている。

資料が変われば、成果も変わる。

となりゃ、変えるしかないでしょ。

 

今年は、この本の内容を実践することをテーマにしよう。

繰り返し繰り返し読んだのと同じように、繰り返し実践し、

問題の本質に迫る力を磨いていくのだ。

どんな成果が出るか、楽しみになってきた。 

 

 

なお、以前読んだ、内田和成氏の「論点思考」にも非常に近いので

こちらもお勧め。

論点思考

論点思考

 

 たぶん今回、僕が「イシューからはじめよ」を読んで即

実践に移すほど感銘を受けられたのは、

以前この「論点思考」を読んだベース(問題意識)があったから。

似たような内容だろうがなんだろうが、2つともお勧めです。

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