書評

勉強しないとドンドン損をするって話、あるいはマイナンバー制度への期待〜黄金の羽根の拾いかた2015レビュー〜

これ、読みました。

幻冬舎
  • 発売日: 2014/09/26
  • メディア: 単行本
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  • こんなタイトルの本、普通だったら絶対手にとってないけど、
    クーリエジャポンで成毛真さんがオススメしてたので買ってみた。

    持ち家を買うか賃貸かどちらがいいか、とか、
    出版業界の資金繰りの話とかいろいろ書いてあるけど、
    一言でいうと、節税の本。

    と言うと身も蓋もないけど、結局、
    「世の中はこんな仕組みになってるから、ちゃんと勉強しないと搾取されるよ」という話。

    しっかり勉強しないとな、と痛感した。

    しかし税や社会保障の仕組みはここまでひどいかね…
    税制面で自営業(法人)がいかに優遇されているかが
    事細かに説明されてます。
    まさに「正直者がバカをみる」仕組み。

    だからといって、自分はその「バカをみるサラリーマン」を
    辞めるつもりはないけど。
    やりたい仕事をやってるので。

    お金をため込むことだけ考えたら、サラリーマンは賢いやり方じゃないけど、
    煩わしい間接業務の一切をやらなくていい、という点を考えたら、
    やりたい仕事をやれてるうちは、サラリーマンもいいよね。
    税金を正直に払って国を支えてる訳だし。

    しかし自営業者がいかに税制面で有利な立場にいるか、
    いかにズルい節税をしているか、ということを考えると、
    サラリーマンに感謝こそすれ、サラリーマンをバカにする自営業者(法人)など
    もってのほかだねぇ。
    サラリーマンの納税で成り立っている社会の恩恵を受けてるんだから。

    マイナンバー制度が進んで、この辺の歪みを正してくれる事を期待したいねぇ。
    頑張れマイナンバー!

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