書評

想定外なんて奢りだってば。ブラックスワンレビュー

こりゃおもしろい。

想定外、想定外って言うけど、
もともとすべて分かる訳ないんだから、
人間の想定なんてたいしたことないんだよ。
なのに、専門家の想定がいかにも正しいかのように理解してしまって
それから外れたら大打撃を食らうってのは、どうなのよ。

という話。
もう少し親切に書くと、

現代人は以下のような性質を持っているので、自分が想定したことがすべてだと思い込みやすい。
・物事を単純化、法則化して整理したがる
  → 〜という人に限って・・・だ。
・例外が起きると後付けで理屈を付ける
  →法則に外れたことが起きたと認めない
・自分に取って想定しにくいことの可能性を過小評価する
・起きそうで起きなかった「想定外」には気づかない
・今まで自分が見た白鳥はすべて白かった ことを
 この世に黒い白鳥はいないという法則 と誤認する
 (No evidence of Desease ≠ Evidence of No Desease)

ってこと。

海外のビジネス書ってのは
ほんっとにグダグダ書いてあって
読むのめんどくさいけど、キモは大変面白いです。

※もともと2012年にmixiへ書いていたテキストですが、今後ほとんど使わなくなるので編集しこちらへ転載しました。

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