書評

みんな、民主主義に理想を見すぎ。人生を面白くする本物の教養 レビュー

この本、読みました。

幻冬舎
  • 発売日: 2015/09/30
  • メディア: 新書
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  • いろいろと示唆に富んでいて面白かった。
    まあ簡単に言えば

    教養なんて難しいもんじゃなくて
    いろいろな事を知って、体験し、
    興味の幅を広げると人生が楽しくなるよ
    あんましインスタントな知識ばかり漁ってても
    身にならないぜ

    という話。
    一部ピックアップすると

    ・民主主義はベストじゃない
    「選挙とは、ろくでもない人の中から、
    現時点で税金を上手に分配できそうな
    少しでもましな人を選び続ける忍耐そのものをいうのである」
    「だから民主主義は最低の仕組みである。ただし、
    王政や貴族政、皇帝政など人類のこれまでの政体を除いては」

    チャーチルの言葉だそうです。
    これ分かってない、完璧な政治家を求める人の多いこと。
    そろそろ、青い鳥はいないって気づこうぜ。
    ま、野党議員は分かってて追ってるけどな。

    ・新しい分野を学ぶ時は分厚い本から読む
     薄い本を読むと、なんかそれで分かった気になっちゃうので。

    ・幹と枝葉をごっちゃにしない
     些末な問題点にとらわれて、大きな問題点の解決方法を間違えていないか。
     今なら、ケチな使い込みにとらわれて舛添さんを辞任させた
     マスコミと東京都民に捧げたいね。

    ・少数しかいなければ皆精鋭になる
     チームに少数しかいなければ、自然と仕事の無駄を省き
     生産性を上げるしかない。
     そうやって少数精鋭チームが生まれる。

    まあそんな感じで。いろいろ参考になる本です。
    今までの出口さんの著作と重なるところは多いけどね。

    -書評