書評

「本好きじゃない本読み」が拡げる知識の世界

これ、読みました。

ホリエモン本。
結果、なかなか良かった。

本好きじゃない、けど知識の吸収は嫌いじゃない人が勧めるという
本の紹介本なのだから、なかなかない。

世の中、本をよく読む人によるオススメと、
めったに読まない人が「手軽に読める」理由でのオススメは溢れてるけどさ。

最近はそうでもなさそうだが、君がオヤジになんたらいう本の頃、
ホリエモン本の感想は、
圧倒的に後者が多かった。
「普段読まないんだけど、読んでみたらすごく良かった」
ってツイートがすごく多かった。

それに触発されて買って読んでみて、結果
「なんか他の本で読んだ考え方だなあ」と物足りなさを感じる事たびたび。

考えてみたら、そりゃそうか。
今までビジネス本などを読んでなかった人が読めば、そりゃ目から鱗だろう。
そういう人たちに著書を読んでもらえる堀江氏の手腕はすごいが、
(ブルーオーシャンを開拓したよね)
ある程度本を読んでる自分にまで、
「この手の本は初めて読んだけど」という人の感想が参考になるわけがない。
そう気づいてから、堀江氏の著書とは距離を置いていた。
(ビジネスマンとしては尊敬してるので堀江氏自身の行動はウォッチしてたけど)

だけど本好きによるオススメだけではタコツボ化が嫌だ。

そのジレンマの唯一の解決法が、リアルの書店で本を買う、ことだった。
新刊コーナーや話題の本コーナーじゃないよ、もちろん。
新書が並んでる棚とかをざーっと見てまわり、
「そういえばこれについてほとんど知らないなあ」
っていうものをピックアップして買う。
スウェーデンの福祉の話など。

でもこのやり方だと、外れも多いんだよね。

そういう意味で、この本は、
そんなジレンマにスポッとはまってくる、希有なキュレーションと言えるだろう。

なんか自分と違うセンスのアンテナを探している人にぜひ。

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