書評 考察・意見

残業ゼロって意外に簡単にできるらしい

2017年5月23日

この本、読みました。 面白かった。

 こういう本を読んで「面白かった」ってのは変な気もしますが、面白かったんですよね。長い本じゃないですが、つい引き込まれて30分弱。一気に読んじゃいました。

たぶん、物語として面白いんですよ。就職したあと独立して会社を立ち上げ、ブラック企業になる。それが会社の危機に直面して大胆な改革に着手する。さらにそれが成功して大きな成果を上げる。
ほんと、面白いビジネスドラマを見てるみたいです。

「残業ゼロという、やろうと思えばできるのに、なかなかできないことをやりきる痛快さ」「自分の会社もこうだったらいいのに、という理想が現実として存在する嬉しさ」「残業ゼロのためには、徹底した生産性向上と、やらないことを決める割り切りだとわかっているのに、それを理解してない経営者。それに対し本当に実施している経営者がいるってこと」。
そういう、「こうすりゃいいのに」を実践してるというのが面白いんだろうな。
誰も思いつかなかったような奇手じゃなく、みんなが普段感じているような、いたってオーソドックスな方法を貫いただけっていうのが。

何かのアンケートで『働き方改革は、経営者の意識が最たるネックだ』という調査結果もありました。
まさにこれ、なんでしょうねえ。
もちろん、スケールするやり方なのか、という観点は必要だけど
経営者が本気でやろうと思ったら、できるんですよきっと。

おすすめです。

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