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いつ始める?どう勉強する?電気通信工事施工管理技士2級に合格した方法(学科編)

2021年3月19日

どうも、学習欲が取り柄の読書屋、せいじ(@twi_sei_ji)です。

仕事で必要があって、電気通信工事 施工管理技士 2級 という資格を取りました。

まだできて2年目の資格ということで、ノウハウも少ない。
こうやって合格しました、というご紹介をしておきます。

100点を狙わない

もっとも大事なのが、これです。勉強をむやみに頑張ってもダメ。範囲がめちゃめちゃ広いので、作戦を立てることがとても重要

まず、100点を狙わない。合格ラインを狙う。これ一番大事。

  • この試験は、6割とれば合格
  • 範囲がとても広い
  • 必須分野もあるが、選択分野もある

以上考え合わせると…全範囲で60点を狙うのは、おすすめしません。『全範囲の60%だけ徹底して勉強し、勉強した範囲では満点を取る』のが良いです。もちろん、ミスもあるでしょうから、ぴったり60%の範囲では不安ですが、おおまかな考え方はこういうことです。言い換えるなら、最初から20%程度の範囲は捨てる、ということです。怖いかもしれませんが、どうってことありません。
100点分しか回答を書けないのに、120点分問題があるのです。20点分は最初からやる必要ないでしょ?

実務としても、携帯電話の工事と、有線LANの工事と、放送機器の工事と、どれもやる人なんていない。自分が実際やる分野の知識を蓄えて、資格を取ればいい。ただの試験対策ではなく、しっかり実務にあった知識を付けることにもなるわけです。

どんな教材で勉強するか

これは、個人にあったやり方でやればいいと思いますが、私はとにかく問題集をやりまくる。です。逆に言えば、最初からテキスト読むようなことはしない。問題数400問ぐらい載ってるやつを使いました。これが近いかな。

範囲がすごく広いので、テキストなんて、読んださきから忘れていくわけですよ私は。眠くなっちゃうし。だったら、まず、何もわからなくてもとにかく問題集をやる。問題集をやっていて、「どうしてもここは暗記じゃなくて、しっかり理解したい」というところだけテキストを読む。そのほうがずっと記憶に残ります。このテキストとか、私がこの記事で書いてることと近いようですね。どう勉強したら合格するか。

問題集をやる時、さっさと答を見るのがポイントです。思考力を試す試験じゃなくて、知識を試す試験なのだから、考えるなんて時間の無駄です。分からなければすぐ答を見て覚える。わからない問題を1分間考えるくらいなら、30秒で答を見てしまって2回繰り返したほうが、ずっと身につきます。

こうすれば、分厚い問題集であろうが、何周もやれます。

どの分野を勉強するか

まず必須分野。

  • 施工管理法
    全問必須なので、この範囲はしっかりやる。問題集5周はしたい。
    ここを全問正解できれば、全体の33%取れます。

つぎに選択分野。

  • 法規
    『労働基準法、安全衛生法、建設業法』の3つは完璧にする。問題集最低5周。
    これで全体の10~15%取れます。
    他の法は、最低1回、目を通しておく。
    (ここまでで既に43~48%。あと12~17%取れたら良いわけです)
  • 電気通信工学
    まず、勉強なしの状態で1周、問題集を解いてみる。そして正解できるものが何割あるかを把握。あとは試験が近づいてから、計算問題のやり方をマスター。あんまり早くからやると、やり方忘れちゃいますから。
    私の場合、この分野からは全体の7%(3問)取れたらOKと定めました。
  • 電気通信設備
    これもまずひととおり、答を見ずに問題集をやってみる。そこで何割正解かをチェック。そして合格ラインに足りない分だけ勉強する。例えば、勉強なしでこの分野5割取れたとします。そしたらあと1~2割取れるよう、範囲を広げて勉強する。逆に言えば、いきなりやって7割取れるなら、自分の得意な範囲だけ勉強すればOKです。
    この分野は、私の日常業務に近かったので覚えやすく、全体の10~15%とれるように少し頑張りました。他でミスするかもしれない分を、ここで余裕とっておく、ということです。

さて、ここまでで合計何%取れることになったでしょう?だいたい60~70%。合格ラインです。関連分野は捨てました。(問題集1周はやったけどね)

いつごろから勉強し始めたか

試験が11月。私は7月ぐらいから始めました。でも夏は仕事が忙しかったので、しっかり勉強し始めたのは9月からです。1日30分はやろうとしましたが、そんなにできない日も結構ありました。それでも、1日最低5分はやるようにしましたね。0分だと、次の日もやらなくなってしまう。1~2問でもいいから、毎日やることです。

こんな感じで、点を取りたいところは問題集5周はやったと思います。

実地(記述)はまた別の勉強が必要ですが、学科はこれでOKです。結局本番では80%以上取れたんじゃないかな。
まあ、試験の内容や問題配分がガラリと変わらなければ、これで行けるはずです。

そんなわけで、作戦を立てて頑張りましょう。なお、実地編はこちらに書きました。また、1級の方もほぼ同じ勉強で合格できますが、こちらに紹介しています。

やる気が出ない時は

ひとつおまけ情報です。どうしてもやる気が出ない時もありますが、そんなときは2問だけやる、とか5分だけやるのがお勧めです。下の製品だと、本体をシェイクするだけで5分タイマーがかけられるので、試験勉強に役立っています。タイマー仕掛けるのが面倒だと意味がないので、「高くなくていいけど、一瞬で仕掛けられるタイマー」を選びましょう。かっこいいもの、高いもの、安いものまでいろいろありますが、「一瞬で仕掛けられて、壊れにくく、なるべく安いやつ」という基準で私はこれにしました。もちろん5分だけじゃなく、あらかじめ設定すれば、1分や2分で仕掛けることもできます。

 photo credit: Andy Wilkes Snowy London 2012 Olympic Park - December 2010 No 27 via photopin (license)

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