永遠に生きるかのように学べ

ほぼ読書、ちょっと音楽、このごろキャンプ。

「君たちはどう生きるか」が何倍も面白くなる方法。池上せんせいに習ってみる。

 

これ、読みました。

 さらっと読めたけど、なかなか良かった。

マンガはちょっと違うだろ

しばらく前、「君たちはどう生きるか」の漫画版がブレイクしましたが、なんか違うんだよな~と思って横目で見ていました。ティーンエイジャー向けに易しく書いてある本なわけで、それをさらに読みやすく・・・って。入れ歯をなくした老人でもあるまいに、もともと柔らかいものをさらに噛み砕いてもらってどうすんだ、という違和感。
でもね、そんな風に感じるのは、マンガ版が僕向けじゃないってことに過ぎないのだから、それは放っておけばいい話。

じゃ何なら良いのか

ところがこの「100分de名著」シリーズで読んでみたら、見つけました。僕が求めていたのは、こういう噛み砕き方だった!というやつを。

何がどう噛み砕いてあるのか。
一言でいうなら『中身じゃなく、周りが噛み砕いてある』のです。
この本が書かれた時代背景、著者がどういう人でどういう思いで書いた本なのか。そういう周辺の話。そんなの普通の人は気にしないし、気になったところで調べるのはかなり大変。たぶん途中で面倒になって調べるのをあきらめる。でも周辺の話を知ることにより、本の中身が何倍にも価値を持ってくるんですよ。言い換えるならば、「君たちはどう生きるか」に書いてある中身が立体的に味わえる。池上さんはやっぱり、こういう解説をさせるとすごいよね。学生時代に読まされたっきりだったこの「君たちはどう生きるか」を、また読んでみたくなりました。たぶん、「100分de名著」を読んだ後で読めば、新しい発見があるはず。楽しみ。

他で例えるなら、映画のレビュー。面白い「映画のレビュー」を読むと、その映画を見て見たくなりませんか。あんな感じです。これ読むと、「君たちはどう生きるか」を読みたくてうずうずしてくる。

マンガじゃない噛み砕きかた。これは、いい。おすすめです。

 

しかし「100分de名著」シリーズ、なかなかハマりそうです。なんていうのかな、テレビ番組で言ったら、「マツコの知らない世界」みたいな感じ。自分が全然興味なかったものを、マニアの目線で熱く語られると、なんか面白いものに見えてくるじゃないですか。以前も「100分de名著 般若心経」を読んでなかなか良かったわけですが(レビューはこちら)、もう少し他にも買ってみようかな。「100分de名著 シンデレラ」なんて気になるな・・・。