キャンプ

焚き火のやり方、初心者向け。太い薪は5本もいらないんです。

2023年11月25日

キャンパーのみなさん、焚き火、楽しんでいますか。
特に焚き火が上手いわけでもない私、最近、薪の燃え残りが多かったのですが、先日、やっと燃やし尽くすことができて、わかったことがあるので、共有します。もちろん、ベテランには当然のことだと思うんですけどね。当然すぎて、どこにも書いてないんですよ。

問題:太い薪が燃え残る

どうも最近、焚き火で太い薪が燃え残る。燃え切らないうちに、火が消えてしまう。そんなことが続いていました。
6年ほど前にキャンプを始めた頃は、ほったらかしで全部燃え尽きてた気がするのですが、最近、薪の火付きが悪い気がするんですよね。
キャンプブームで薪が品薄、というのはキャンプ場の管理人さんから聞いていたので、乾燥期間が短縮されたのかな。
燃え残るのも仕方ないか、なんて思っていました。
しかし先日のキャンプで、かなり太い薪を最後まで燃やし尽くせたのです。それで、自分が何を間違っていたか、やっとわかった。

まず本を読む

いまさらですが、焚き火の本を見かけて読んでみました。これが良かった。
焚き火を解説したWebサイトを読むだけでも、もちろん問題ありませんが、私はこの本を読んで、目から鱗だったので、できれば読むことをお勧めしたい。図書館で借りても良いです。

何が目から鱗って、本を出すほどの焚き火のベテランでも、着火剤を使ったり、細い薪をたくさん用意すると分かったことです。
焚き火が上手い人ってなんとなく、太い薪でもささっと燃やせるようなイメージ、ありませんか。
どうやってるのかな?と思っていましたが、基本は誰にとっても基本でした。
つまり、私程度のキャンパーで、「細い薪は焚きつけ程度」の用意じゃダメだってことです。細い薪の用意をサボってたんだな、とわかりました。

細い薪はどれくらい用意すればいいか

細い薪をたくさん用意する、と言っても、どれだけ用意すればいいんだ。となりますよね。この情報が見当たらない。だから、薪の束に入っている細い2~3本で間に合わせていたのですが、ダメでした。今回、最後まで燃やせてやっとわかったのは、こんな感じです。(着火剤や小枝は別で用意してください)

薪ひと束の割り分け

  1. ペンくらいの太さ:5~10本
  2. 買ったままの太さ:3~4本(なくても良し)
  3. あとの残りは、500円玉くらいと、サランラップ箱ぐらいの太さにする

ぴったりこの通りにする必要はないです。太い薪は3本程度というのが大事。500円玉とサランラップの割合はお好みで。薪一束で、夜6時ごろから始めて、9時半ごろまで燃やす前提です。火の大きさは、ほどほど。薪のてっぺんから、高い時で15㎝程度の炎です。冒頭の写真くらい。
キャンプ場の夜、周りを散歩していると、大きい炎でメラメラ燃やしている方もいますが、私は近くに居られる程度の焚火が好きなので、このくらいで楽しんでいます。

薪を細くする道具を持つ

そうは言っても、売ってる薪はほぼ全部太いです。直径で缶詰ぐらいの太さはありますよね。サランラップぐらいのも2~3本、混ぜてあるけど、足りません。
というか、今まで私は、その細い薪2~3本ですぐ太い薪へ行っていたのでダメだった。

私がいつも行くキャンプ場には、キンドリングクラッカーが備え付けてあって、好きなだけ割ることができます。
だけど、そんなキャンプ場はそうないわけで、自分で道具を用意せねばならない。
買うなら手斧がかっこいいけど、薪割り台まで持参するのは大変だし、用途が広いナタを買おうかな。そう思って探していた時に、良いナタを頂きました。自分で買ったわけではないので偉そうなことは言えませんが、いいやつです。細めなので、ナイフぽい使い方もできます。ふるさと納税もありますよ。

96ナタの公式サイトによれば、バトニング(刃物を振った勢いで薪を割るのではなく、刃物の背を叩いて薪を割るやりかた)もおすすめ、とのことなので、安心して使えます。革のケースもかっこいいので、見てやってください。

あとは基本を守りつつ楽しむだけ

ここまでできれば、あとはのんびり焚火を楽しむだけです。スキマをしっかり作って薪を組んで、細いものから太いものへ。
それは以前から分かっていたのですが、ひとつだけ、今回分かったことはこれ。

太い薪を入れて燃え始めた後も、引き続き細めの薪(サランラップ程度の太さ)もくべる

一番太い薪が燃え始めたら、もう安心だと思うでしょ。いままではそこで消えそうになり、慌ててウチワであおいでも、時すでに遅し。細い薪は使い切った後なので、盛り返すこともできず、消えてしまっていました。
最近私は、どこで薪を買っても、少し火付きが悪い。太い薪ならなおさらです。したがって、サランラップ程度の薪で火力を維持しながら、太い薪をじっくり燃やす必要がある。

燃やす順番で言えば、いままで、太い薪は一番最後まで取っておいたのですが、そうではない。細い薪も残っているうちに、少し早めにくべるということです。

火力が怪しくなり始めたら、火吹き棒などで少し面倒を見てやってください。
太い薪を最後まで燃やせると、これまた楽しいんですよね。

これから寒くなってきますし、みなさま、道具をそろえて良い焚き火を。

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