中間管理職(課長・マネージャー)の悩みを解決する課題別・実務書マップ作りました

課長って大変ですよね。服務管理はもちろん、成果を出すこと、心理的安全性が高くいいチームにすること、メンバー個々人のケア、自分もプレイヤーとして動く必要…。いろいろ大変だけど、今一番悩んでることにフィットする本に出会えるとちょっと気持ちが楽になります。

というわけで、180冊以上の書評を蓄積してきた本ブログの中から、特に「中間管理職が直面する5つの壁」に役立ちそうな書籍を選んで整理しました。今のあなたが抱えている「悩み」から、解決のヒントとなる一冊を見つける手助けができれば。

【人材マネジメント】部下育成・チーム運営

中間管理職の悩みであり最大のミッション「部下育成」。人間関係と、育成方法、両方うまくやらなくちゃいけない。年上部下への接し方や、若手の価値観への戸惑いなど、対人関係の処方箋となる本を選定しました。


【セルフマネジメント】メンタルヘルスと習慣

課長って基本は板挟み。それでも顔を上げてにこやかに、いい仕事をするには、自分のメンテナンスが超大事。自分自身を整え、長期的に走り続けるために。

  • 嫌われる勇気 : アドラー心理学による「課題の分離」。対人関係のストレスを根本から整理する。
  • 心の疲れをとる技術 : メンタルの危険信号をどう察知し、どうケアすべきかという具体的技術。
  • あなたの牛を追いなさい: 禅の本ながら示唆に富む。うまくいかない、と悩む時には、自分を手放すと楽になるかも。
  • セルフトークマネジメントのすすめ:イラついたり、焦ったり。それは仕方ない。ただ、それでも自分をコントロールしていくための方法。
  • GIVE & TAKE:成果を上げるために、無理にしたたかになる必要はない。むしろ与える人でいい。ただ、お人よしではない。

【事業】市場理解と稼ぐ力

私はシステムエンジニア/プロジェクトマネージャーですが、技術だけ学んでいればいいってわけでもない。セールスエンジニアとしても動くし、時には営業をリードしなきゃいけない。というわけで世の中の動向に関する解説なんかも読んでいます。


【思考・戦略・OS】生産性と実行力

「上がそう言ってるから」で納得する部下なんていませんよね。会社の方針・戦略を理解し、課長自らの言葉と解釈で部下に伝えるには、課長だってそれなりに学ばなきゃ。考え方のOSも、経営側にアップデートしないと、上の言ってることもわかりません。

  • ホッケースティック戦略 [PDU獲得] 勇気ある戦略的意思決定と、社内のリソース確保合戦を勝つための条件とは。
  • イシューからはじめよ : 資料作りの考え方ががらりと変わる。資料も、考え方も、シャープになる。
  • 最高の結果を出すKPIマネジメント : 目標を、達すべくして達成する方法。KPIを正しく定めれば、目標達成は近い。
  • This is Lean:スーパーマーケットで、レジを打つ側ではなく、レジに並ぶ側から生産性をとらえるとどうなるか。新しい考え方。
  • 複利で伸びる1つの習慣:日々の積み重ねで、ストレス少なく高みへ到達するには、習慣化がベスト。
  • Open to Think [PDU獲得] どの段階を考えるかによって、考え方のモードを切り替える。発想、検証、実装モードなど。

【教養・未来】視座を高めるリベラルアーツ

時には、ぜんぜんビジネス書じゃないものが、発想や解決のヒントになることがあります。即効性はないけれど、人間力を高めるための読書、とも言える分類。

  • 僕たちはどう生きるか :「人間らしく生きること」とはなにか。数学者の田舎暮らし日記から感じ取る。
  • 砂と人類 :いくらでもありそうな資源、”砂”。しかし文明化で異常なまでに需要が伸び、資源の限界が近づく。
  • 風の谷という希望 :今のままでは、都市にしか住めなくなる。地方が地方として、豊かに生き残るための壮大な羅針盤。
  • 目の見えない白鳥さんとアートを見に行く:盲目の白鳥さんを美術館に連れて行って、筆者に起きた興味深い意識変化。

【PDUの申請について】
本マップに「PDU獲得」と記載されている書籍は、私自身が実際に読書と本ブログへの書評掲載を以てPMPのPDUを申請し、承認された実績があるものです。PMP資格の維持を目指す方は、ぜひ参考にしてください 。1冊あたり6~7PDU獲得しています。


最後に:学び続けるリーダーへ

このマップは、私が180冊以上の本を咀嚼し、昇華し、実務で試行錯誤してきた記録でもあります。幸いなことに、いいタイミングで悩みにフィットする本に出会うことが多くありました。とはいえ、悩んですぐ出会ったというよりは、悩んでいろいろ模索していたからこそ、ちょうどいい本に出会ったと言えるでしょう。このページが、模索しているあなたにとって「ちょうどいいタイミング」になれば嬉しいです。

いいタイミングで出会う本って、すごく沁みこむんですよね。

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